12月３日（日）人権参観日が行われました。
2023年12月3日 09時17分愛媛県では、11月11日～12月10日までを「差別をなくする強調月間」と定め、あらゆる差別の解消と人権が尊重される社会づくりに向け、県民一人一人の人権意識の高揚を図ることを目標に取り組んでいます。最終日の12月10日は、今から75年前に世界人権宣言が採択された日として、「世界人権デー」として定められています。大洲北中学校では毎年12月の第１日曜日に人権参観日を開催し、保護者や地域の方、行政関係の方を招いています。今年は、授業公開・人権集会・人権講演会が行われました。授業公開では、１年生「いじめ問題」、２年生「同和問題学習（識字かるたから学ぶ）」、３年生「同和問題学習（全国高等学校統一応募用紙から学ぶ）」の人権問題について考えました。人権集会では、人権委員会が中心となって全校生徒で取り組んだ人権標語を発表しました。各クラスの代表者が標語に込めた思いを伝えた後、人権作文の発表がありました。１年生は、「いじめのないクラスにしていくために」いじめストップデイの学習を振り返り、自分にできることを発表してくれました。２年生は、「外国人の人権を尊重するために」道徳で学んだことや、親の職場の外国人の方と自宅で一緒に食事をしたときに考えたことを述べてくれました。３年生は、いじめの加害者と被害者の両方の体験をしたことを振り返り、自分の言動に責任をもちたいという思いを力強く述べてくれました。人権講演会は、久万高原町教育委員会教育長の小野敏信様をお招きし、「かっこいい大人になるために」と題して、ご自身が関わってこられた差別事例や社会同和教育の取組についてご講演をいただきました。学校・行政・職場などあらゆる場での人権学習の大切さ、確かな人権感覚をもった生き方を送ってほしいという思いを語られました。今日は、生徒・保護者・教員とも、自分の生き方や日々の生活を振り返る良い機会となったのではないでしょうか。